オープンアクセス乗鞍・高山帯水文論文

2022年度は，誰でも自由に閲覧・ダウンロードできるオープンアクセスの国際誌に乗鞍高山帯に関わる論文2報を公表することができました．引き続き，高山帯水文研究に取り組み，オープンアクセス化していきたいと思います．

夏季に大量の降水がもたらされるアジアモンスーン地域の高山帯において，災害発生に関連が深い降雨時ピーク流出量について議論した論文．

（オープンアクセス）Koichi Sakakibara*, Keisuke Suzuki (2022). Controlling factors and characteristics of peak runoff in an alpine headwater under the Asian monsoon climate. Mountain Research and Development, 42 (2).

https://doi.org/10.1659/MRD-JOURNAL-D-21-00030.1

高山帯の土地被覆に着目して水貯留機能を評価し，高山植生部の土壌層が水貯留槽として機能していると明らかにした論文．

（オープンアクセス）Mayu Fujino (指導学生), Koichi Sakakibara*, Maki Tsujimura, Keisuke Suzuki (2023). Influence of alpine vegetation on water storage and discharge functions in an alpine headwater of Northern Japan Alps. Journal of Hydrology x 18.

https://doi.org/10.1016/j.hydroa.2022.100146

* 責任著者