2020/12/7 [学部3年生] 分析技術取得のトレーニング

[研究室所属の学部3年生] 実際の水試料を利用した水質分析法の実践が始まりました.初回は,硫酸を利用した重炭酸イオンの滴定です.写真は手動滴定ですが,水試料の溶存成分量や採取した水試料の量によって,pH4.8で自動的に硫酸滴定が終了する,オート滴定装置を用いることもあります.例えば,乗鞍高山帯の水試料は,溶存成分量がものすごく少ないため,オート滴定でないと難しいです.

次回は,イオンクロマトグラフを用いた,主要溶存イオンの定量分析を学んでもらおうと思います.

(今まで,フィールド記事しか書いてなかったので,実験室実験についても取り上げていこうと思います.)

↑ 安曇野市地下水の分析をするT君

Groundwater Hydrology Lab

信州大学理学部理学科 物質循環学コース 榊原研究室のホームページです. 地下水に関わる水循環研究を行っています. キーワード:地下水流動,水資源涵養,降雨流出過程,森林,山岳域,雪氷圏,都市域,水質・同位体,環境放射能 主な研究対象地:上高地,乗鞍岳,安曇野地域,諏訪湖流域,福島県,タンザニア,タイ,マレーシア ホームページ:2019/12/23~